入居説明会から入居に必要な書類の提出までおよそ3週間。
その間に1度だけ都営住宅の下見をする事ができます。
(そう、都営住宅では申し込む前に部屋の中を見る内見という制度はありません。)
入居できる事が決まり、その後の入居説明会で貰う請け書があれば鍵を貸してもらえるので、入居説明会が終わったその足でそのまま下見に向かう人も居ます。
普通の賃貸住宅のように、申し込む前にいろいろな部屋を見て比べたり、角部屋を選んだり。
内見という事はできません。
都営住宅は申し込む時に部屋まで選ぶ事ができないので。
なので、この下見で初めて自分の住む部屋を見ることになります。
入居&引っ越しの準備のために、色々とチェックしておくポイントがあります。
メジャーとスマホカメラを持って
レッツ都営住宅の下見!
もくじ
窓口センターに鍵を借りに行く。
鍵を借りる場所は、青山のJKKではなく、管轄の窓口センター。
僕の場合は練馬ですね。
しっかりと下見したかったので、日を改め、嫁さんと休みを合わせて2人で行きました。
練馬のJKK窓口センターで、ペラリと一枚の紙を書き、マスターキーを受け取ります。
鍵はその日の営業時間内に返却するので、夕方まではじっくりと見ることが出来ますが、もしかしたら、
中にはこの都営住宅の下見をして、やっぱり入居を辞退するなんて人がいらっしゃるのかもしれませんね。
ともかく、部屋を見れるのはこの日1日限り!
ここまでの期間と手続き、高い倍率での当選!(僕はポイント方式でしたが。)それを考えると、辞退する人はほとんど居ないと思いますが。
都営住宅の内見のチェック項目と持ち物
さて、実際に内見に行く前に、限られた時間の中で、部屋の状態や周辺環境をしっかりと確認するために、以下のような持ち物と確認項目を準備しました。
持ち物リスト
- ノートと筆記用具:重要な情報や気づいたことをメモするために使用。
- メジャー:家具の配置やカーテンのサイズを測るために必要です。
- 懐中電灯:都営住宅では通電していないため、室内の確認にあった方が良さそうです。
- スリッパ:床が汚れている可能性があるため、持参します。また、汚れても良い靴下も用意。
加えて、借りた鍵と説明会で渡された書類も持参します。都営住宅では詳細な間取り図が提供されないため、レイアウト決定のために自分で部屋の寸法を測る必要があり、メジャーと筆記用具は必須アイテムです。
都営住宅の内見チェックリスト!
内見時に必要と思われるチェックポイントをリストにしました。下見の時には以下の点をチェックして、何かあればしっかりとメモしておきましょう!
- 部屋の破損箇所:損傷や修理が必要な部分がないかを確認。
- 部屋の間取りとサイズ:家具の配置を考えるために重要です。
- カーテンのサイズと枚数:窓の大きさやカーテンの数を測定します。
- ガスレンジの有無:キッチンの設備を確認します。
- アンテナ口、電話口:テレビや電話回線の配置を確認。
- 照明の必要数:どの部屋に照明が必要か、数を確認します。
- コンセントの位置:家電の配置を考えるために重要です。
- エアコンダクト穴、エアコンコンセント位置:エアコンの取り付け場所を確認。
- アンペア数:電気容量を確認し、必要な電力が賄えるかをチェック。
- インターネット環境:ネット回線の対応状況を確認。
- 洗濯機置き場の状態:水回りの確認をします。
- 引越トラックを停める場所:スムーズな引越しができるか確認。
- 最寄り駅までのアクセス:移動手段や所要時間を確認。
- 夜間の安全性:夜でも明るいルートや、安全そうな道があるか確認。
- 隣人の雰囲気:近隣住民の様子や生活音など、住環境に影響を与える要素を確認。
このリストに基づいて、効率的に、且つしっかりと内見を行って行きたいと思います。
初めての都営住宅の印象。
僕の入居予定の都営住宅は、雑草がボーボーの公園の奥。
少し奥まった場所に建物があって、少〜し暗い印象がありましたが、公園を抜けるとひらけていてとても明るいです。
外観は古い都営住宅ならではの、コンクリートで固められた、おしゃれさのカケラも無い雰囲気です。
でもかなり頑丈そうですね。
エントランスはありませんが、階段下の集合郵便受けのある場所が、雨の日などはエントランス代わりの役割を少ししてくれそうです。
そして階段が広い!
現在のアパートの倍ぐらいかな?角度も急じゃないですし、踊り場もあって子供が昇り降りしても安心な感じ。
肝心の部屋は、3階の6部屋あるうちの端から2番目。
階段から近くて良い感じです。
さて、いよいよ鍵を開けて部屋の中の下見です。都営住宅のお部屋の中は?
都営住宅の間取りや雰囲気。
鉄の重たい玄関を開けて、中に入ると…
広い広〜い!そして明るい!思っていたより全然きれい〜
もう夫婦で万歳です。都営住宅の入居を希望して、当然ながら住みたいと思っていましたが、やっぱり部屋を見るまではどんな部屋だろう?汚いんじゃないかな?と、どこか不安でしたが、不安は吹き飛びました!
*入居が決まった都営住宅の間取り(汚くてすみません…)
手書きですが、下見でチェックした、僕たちが入居できる都営住宅の部屋の間取りを載せておきます。
お部屋の写真も公開しちゃいましょう!
キッチンの写真↓
それからやっぱりトイレ(フタなし)↓
部屋はこんな感じ↓
こちらはキッチンから見たダイニング?
一番気になっていたのはお風呂場。
古い都営住宅だからバランス釜かな〜?と思ったら給湯!風呂桶も新品のようでピカピカでした。
ただ、給湯器はお風呂にしかありません。
洗面所やキッチンはお湯が出ないんですね。いわゆる瞬間湯沸かし器が台所には必要でしょう。

お風呂場周りの気になるところ。
しかしながらこの都営住宅の下見で一番気になったのはお風呂場。
お風呂場は床がコンクリートむき出しのままなので、とても冷たくて冬は寒そうです。
これは何か対策が必要かな。

もう1つ気になるのは、お風呂場から出て脱衣所になりそうな場所の洗濯機置き場。洗濯機置き場に水の受け皿が無く、排水口も無いところ。
お風呂場の扉の下の方に穴が開いていますし、床は防水加工。
ってことはこの脱衣所に洗濯機の排水は垂れ流し?お風呂場に流れる?
ん〜、大きな疑問です…
サイズを計って写真も撮りました。
その他、引っ越し前に家具や家電の配置も考えるために、メジャーで部屋の中のサイズを計ったり写真を撮ったり。
基本的な作り自体は確かに古く、窓枠のサッシなどには歴史を感じますが、
フローリングのキッチン、入れ替えられた畳や襖、リフォームされてとても綺麗な部屋でした。
住み始めるともっと気になる部分も出てくるのでしょうが、とにかく広くて開放感に溢れ、子供を育てる環境としても文句無し!
この下見で見たお部屋、辞退する理由はありません。
日当たりもよく、ベランダから見える桜の木。
春にはベランダで花見だな〜。
なんて想像も膨らむ都営住宅の下見でした。
内見ができない都営住宅は、正直言って申し込むのには勇気が必要かもしれません。
外観から想像するしかないかもしれませんが、意外と室内はキレイにリフォームされている住宅が多いのかな?と思います。
都営住宅の申し込みから入居までの体験記事
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