都営住宅の暮らしが気になるみなさん、こんにちは!都営住宅の自治会の会長を昨年度に経験しました。
僕の住んでいる都営住宅では、自治会長の仕事の中でもメインと言える仕事が、実はこの蛍光灯の交換作業。
他にも自治会長や自治会役員での仕事はありますが、今回のブログ記事では、都営住宅での蛍光灯交換について、どのように行っているのか?作業の中で苦労したことや問題点、今後のLED化対策について詳しくご紹介します。
都営住宅にお住まいの方や自治会役員の皆さんの悩みを少しでも解決できるお手伝いができれば嬉しいです。
もくじ
都営住宅での蛍光灯交換は大変!
都営住宅には、共用部分の廊下や共用階段部分など、さまざまな場所にたくさんの蛍光灯が設置されています。
この蛍光灯が切れたらどうするのか?
JKKのサイトのよくある質問には以下のように記載がされています。
共用廊下の天井照明が切れているが、どうすれば良いですか?
質問:共用廊下の天井照明が切れているが、どうすれば良いですか?
回答:球切れによる管球交換はお客さまの負担となります。自治会へご相談ください。非常照明(照明器具本体から紐が付いているもの)の球切れは東京都で修理する範囲ですので、当ページの一番下に表示されている「 JKK東京お客さまセンター 修繕のお申込み、ご相談」へご連絡ください。
引用元:https://support.to-kousya.or.jp/jkktokyo/toei/web/knowledge4616.html
ということで、廊下などの共用部分の蛍光灯の交換は住民が行うことになっています。
お住まい住宅によって違いがあるかと思いますが、誰が交換作業をするのかは自治会で決めることになっているでしょう。
自治会長であったり副会長であったり、その他の役員だったり当番制にしたり。まぁそのぐらいでしょうか?
しかしこの交換作業が、実はかなりの重労働…特に僕の住んでいる都営住宅のように、自治会役員がその作業を担当している場合、高齢化が進む役員や住民にとって負担が大きいことが問題となっています。
脚立での交換作業が大変
蛍光灯を交換するためには、脚立に登って作業しなければならず、高齢の役員にとっても怖さや体力的な負担が伴います。さらに、共用部分の蛍光灯の数が多いため、これがかなり頻繫に切れるんです。どこかしらが頻繁に切れてしまうので、交換作業が尽きないという状況が生れています。
LED化の検討とその現状
最近では、電球をLEDにすることで長持ちさせたり、電気代を節約したりするメリットが注目されていますよね。都営住宅でもLED化ができれば良いのですが、現時点では管理しているJKKでは都営住宅の蛍光灯のLED化の計画がなく、自主的に個別にLED電球を購入して取り付けようとしても対応できないケースが多いようです。
LEDへの交換は要注意!
一部のネットショップでは「蛍光灯の代わりに使えるLED電球」というのも販売されていますが、都営住宅の蛍光灯では正式には対応していないため、こういったLED電球を取り付けて、万が一故障が発生すると、修理費は自治会負担になってしまいます。
安全面や経費のことを考えると、都営住宅のLED化は慎重に検討する必要があります。
蛍光灯の交換の体制と自治会の工夫
蛍光灯の交換が頻繁に必要になることから、自治会では役員の誰かが毎年必要な分と思われる数の蛍光灯と、忘れがちな点灯管をまとめて購入し、倉庫に保管しています。
そして、切れた時には各棟の自治会役員で交換作業をすることになっていますが、役員が高齢などの理由で交換作業が難しい場合には、若い人が住む世帯にお願いして、無理なく交換作業が回るようにしています。
まとめ
都営住宅での蛍光灯の交換は、役員や住民にとって大きな負担となりますが、自治会内で工夫を凝らしながら解決しているケースが多いです。
将来的にはLED化が進むことでさらに省エネかつメンテナンスの負担も減ることを期待しています。