都営住宅をはじめとした公団には、おそらく必ずと言って良いぐらいに、隣接した敷地内に公園や草木が生えた庭のような場所があります。
公団の基準なんでしょうかね?
そんな公団のお庭で、自由気ままに植物を植えて育てている。そんな光景を見たことありますか?
きっと見たことある人は多いですよね。
都営住宅は東京都の土地ですね。そうでなくても、マンションなどの集合住宅では、共有部分を個人が好きなように使用することは禁止されていると思います。
では都営住宅の場合はやっても良いのか?
もちろんやってはいけません。
そこにはまた、公団ならではの独特のルールがあるんですね。
もくじ
都営住宅の家庭菜園事情。
やってはいけない家庭菜園、どうしてみなさんやっているのでしょうか?
答えは簡単。
単純に黙認されているだけです。大家さんとか管理人さんが常駐している訳でもありませんし、住宅全体の管理は都営住宅ごとの自治会に委ねられています。
都営住宅なのに東京都が管理している部分はほとんど無いんですよね。
五年に一度はお庭の木の伐採が、東京都の委託業者によって行われますが、この時にもこの家庭菜園の部分には手を付けません。
そんな形で黙認されている状態なんですね〜。
かと言って、誰もが自由に使用しても良い訳ではなく、住宅ごとの自治体が定めたルールもあります。
僕の都営住宅のルール。
例えば、というか僕の住んでる都営住宅の場合、プランターなどを置く事は禁止されています。
あくまで地植えで、野菜を育てるのはダメ。
果物などの実が成る植物は小さな実が成る植物はオッケー。
よくわからないルールだと思いましたが、要するに自生しているように見える植物ならお庭で育てても良いよ。という事でしょう。
柚子の木ぐらいまではオッケーのようで、下の階の人が育てています。
そして、自分の土地?スペースに割り当てがあります。
入居してほどなく、「この場所使ってよいから。」と教えられました。
東京都と自治会はお互い様な関係?
本来のルールは、こういうことは一切禁止!
という説明を入居説明会では聞いていたので、はじめは戸惑いました。
ですが入居者のみなさん、自分達で決めたルールの中で、楽しく家庭菜園?しています。
敷地内に植えられている草木や花などの植物は、東京都が植えたもので、本来は東京都が管理するもの。
ですが、これらの日常の管理は都営住宅の住人たちでやっています。
庭の手入れ、雑草の草むしり、秋の落ち葉の季節の掃除なんかはかなり煩わしい作業ですね。
長年の中でできた暗黙の了解と言いますか、持ちつ持たれつ。東京都と都営住宅の自治会はそんな関係みたいですね。