都営住宅をはじめとした公団住宅に入居するには、資格があります。
資格と言っても試験や免許が必要なわけではありませんよ。
なんだか難しそうで申し込みをためらっている方、それほど難しい資格ではありませんので、キチンと把握して自分に合った条件の公団の申し込みをすれば、当選の確率や入居の確率もアップしますよ。
参考にして申し込みをしてみてください。
もくじ
都営住宅の募集の種類
- 家族向け
- 単身者向け
- シルバーピア(65歳以上の高齢者向)
- 事業再建者向定期使用住宅
家族向けには抽選方式とポイント方式、シルバーピアには単身向と2人世帯向がありますし、他にも若年ファミリー向け定期使用住宅の募集があります。
ここでは主に入居を希望する人の多い家族向け都営住宅の入居資格についてわかりやすく説明します。
都営住宅の入居資格
- 東京都内に住んでいること。
- 同居している親族がいること。
- 所得が定められた基準内であること。(3人家族でおよそ年収260万円以内)
- 住居に困っていること。
- 暴力団員ではないこと。
基本的には以上の5つ。
先ほどの単身向けやシルバーピアなど、入居を希望する住宅の種類によって、ここに条件がプラスされていきます。
東京都内に住んでいること。
1の東京都内に住んでいること。これはそのまま、東京都内に住んでいればオッケー!ですが、住民票の写しで証明する必要があるので、つまりは住民票が都内にある事が条件になります。
同居している親族がいること。
2の同居している親族がいるという条件ですが、1人で(単身)で都営住宅に入居したい場合の条件はちょっと特殊になります。
ここでは家族向けの都営住宅についての条件をもう少し詳しく見てみましょう。
家族向けなので、親族と合わせて2人以上が条件。
ここで言う親族とは、2親等以内の親族のことで、子供、孫、父、母、祖父母。(配偶者の親族でもオッケーです。)
配偶者は、入居の日までに籍を入れれば婚約者でもオッケー。
この条件に当てはまる人と合わせて入居予定の人が申し込み者と合わせて2人以上であれば都営住宅に入居可能です。
なお、都営住宅の家族向け住宅には、部屋によって2人向けと3人以上向けの住宅があります。
条件に合う住宅に申し込んだ方が倍率が下がるでしょう。
所得が定められた基準のであること。
3の所得の基準ですが、都営住宅は基本的に収入が少なくて住居に困っている人に対して、都が安い家賃で提供している住宅なので、当然ながら所得に上限があります。
2人:0〜2,276,000円以内
3人:0〜2,656,000円以内
4人:0〜3,036,000円以内
5人:0〜3,416,000円以内…
入居する人前回の所得の合計がこの範囲内である必要があります。
(所得金額とは、収入から様々な控除される金額を差し引いた金額ですね。)
住宅に困っていること。
4の住宅に困っているとは、現在の住居が狭い、古い、立ち退きが決まっている。などがありますが、申し込みの条件となるのは狭いという点。
ポイント方式に申し込む時には、その他の住宅の状況がポイントの加算の対象になります。
抽選方式の場合、現在住んでいる家や部屋の広さが
2人:29平方メートル以内
3人:39平方メートル以内
4人:50平方メートル以内
5人:56平方メートル以内…
であることが入居資格の条件。
暴力団員ではないこと。
ここで言う暴力団員とは、法律で規定されている暴力団員のことを指します。
「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」の第2条第六項に規定されています。
入居する人全員がこれに当てはまらない事が条件になります。
これが都営住宅の入居条件となりますので、一般的に家族向けの都営住宅の入居を希望する場合、収入が少なくて現在の住居が狭いならば、申し込みも可能になるのではないかと思いますよ。
今回は家族向けの都営住宅の基本的な入居の条件を解説しました。
その他の募集方法に関しても、随時更新していきますので、よろしくお願いいたします。


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