都営住宅の抽選倍率、都営住宅に住みたい人にとって、最も気になることではないでしょうか?
そして「何回で当選できるのか?」という疑問は、非常に気になるポイントですよね。
当然ながら抽選の倍率次第で当選確率が上がったり下がったり。
築年数が新しい都営住宅や、最寄り駅が人気の駅、駅から近いなどなど、様々な条件によって倍率が違いますので、どうしても都営住宅に住みたい!という場合には、人気のない物件を狙ってみるのも、当たるため方法の一つですね。
抽選に何度応募すれば当選するのか?を、過去の倍率データを見ながら、当選確率を上げる方法も交えて解説していきます。
その前に、今回は色々な種類がある都営住宅の募集内容ごとの倍率を見てみましょう。
もくじ
都営住宅の募集内容の種類。
都営住宅の募集と言っても、種類がいくつかありますので、まずはそれを知っておきましょう。
- 家族向け(抽選方式とポイント方式。)
- 単身向け
- シルバーピア
- 若年ファミリー向け
他にも車いす使用者世帯、事業再建者向定期使用住宅の募集があります。
都営住宅の種類ごとの倍率と当選の可能性
都営住宅の応募は、家族向け、単身向け、シルバーピアなど複数の種類があります。それぞれの募集で当選の難易度が異なるため、自分に合った物件を狙うことが重要です。ここでは、平成29年の倍率データを基に、いくつかの募集結果を紹介します。
家族向け抽選方式の募集結果?
- 11月の募集の結果は
最低倍率が多摩ニュータウン南大沢住宅の募集戸数20に対して応募者6の0.3倍。
最高倍率が勝どき一丁目1住宅の募集戸数に対して応募者388の388倍。
合計した平均倍率は19.5倍でした。
- 5月の募集の結果は
最低倍率が瑞穂住宅の募集戸数8に対して応募者1の0.1倍。
最高倍率が北青山一丁目住宅の募集戸数1に対して応募者662の662倍。
合計した平均倍率は24倍でした。
いずれの募集も、多摩ニュータウン地域をはじめとした都営住宅で、応募者無しの公団も多数あり。
単身向けの募集結果。
- 8月の募集の結果は
最低倍率が花畑第4住宅の募集戸数2に対して応募者6の3倍。
最高倍率が目黒南二丁目住宅の募集戸数1に対して応募者216の216倍。
合計した平均倍率は56倍でした。
・2月の募集結果
最低倍率が辰沼町住宅の募集戸数2に対して応募者7の3.5倍。
最高倍率が大森西三丁目住宅の募集戸数1に対して応募者316の316倍。
合計した平均倍率は57倍でした。
最も低くて3倍ですが、単身向けの都営住宅の倍率が高いのがわかります。
次に、こちらも人気のようで倍率が高いですね。
シルバーピアの募集の結果
- 2月の募集結果
最低倍率が東久留米南町一丁目住宅の募集戸数14に対して応募者69の4.9倍。
最高倍率が百人町三丁目住宅の募集戸数1に対して応募者248の248倍。
合計した平均倍率は54倍でした。
- 8月の募集結果
最低倍率が清瀬野塩住宅の募集戸数1に対して応募者2の2倍。
最高倍率が百人町三丁目住宅の募集戸数2に対して応募者476の238倍。
合計した平均倍率は64.8倍でした。
平成築が多く、高齢者のための設備が充実しているシルバーピアも、とても高い倍率ですね。
続いて、逆に倍率が低いのがこちら。
若年ファミリー向けの募集の結果
- 5月の募集結果
最低倍率が東村山本町住宅の募集戸数4に対して応募者1の0.25倍。
最高倍率が荻窪二丁目住宅の募集戸数1に対して応募者32の32倍。
合計した平均倍率は2倍でした。
- 11月の募集結果
最低倍率が清瀬竹丘二丁目住宅の募集戸数7に対して応募者1の0.1倍。
最高倍率が駒込二丁目住宅の募集戸数1に対して応募者25の25倍。
合計した平均倍率は1.7倍でした。
いずれの募集でも応募者無しの公団も多数あり、若い人は公団にあまり申し込んでいないのがわかりますね。
また、募集戸数は少ないのですが、5月に子供の多い世帯向け(3人以上の子供がいる家族)向けの募集が行われており、募集戸数10に対して19世帯が応募。倍率は1.9倍になっていました。
都営住宅の応募は続けることが大事
都営住宅の当選は、何回で決まるかは物件の条件次第ですが、継続して応募することが最も重要です。特に倍率の低い物件を狙い、年4回の応募に全て参加することで、当選のチャンスが大きく広がります。この記事で紹介した情報を参考にして、あなたも都営住宅に当選できるチャンスをつかんでください!
当選確率アップの裏ワザ?
いかがでしょう?選び方の参考になったでしょうか?都営住宅は「何回で当選するか?」という明確な回答があるわけではありませんが、応募する物件の条件や応募回数によって当選確率が大きく変わります。
都営住宅に住むには、自分に合った募集内容に応募するなど、条件に合わせて、狙い目は出来るだけ倍率の低い都営住宅に応募すること。
どうしても建築年の浅い都営住宅、駅から近い団地などにこだわらなければ、当選することはそれほど難しくないかもしれませんよ。
それからポイント方式での応募という選択肢もあります。ポイント方式では抽選ではなく、現在の住環境で優先順位をつけ、高い順位となれば、当選と同様に住宅の斡旋を受けられます。
もちろん条件もありますので、こちらの記事を参考に検討してみてください。
もちろん、一年に4回行われている募集の全てに申し込むのも当選確率アップには必要ですね。