これもなかなか衝撃的な都営住宅事情の1つなんですが、
都営住宅には網戸がありません!
資格審査で初めて渋谷のJKKに行った時に、入り口付近でで何やら怪しげな封筒を愛想よく配っている作業服姿のおじさん達…
「何だか胡散臭い人たちだな…」
と思っていましたが、しっかりまともな商売をしている人たちでした。
その正体は都営住宅に網戸を取り付ける網戸屋さんや、都営住宅が得意な工務店さん。
あって当たり前だと思っていた網戸、この時は都営住宅に網戸がないなんて思っていませんでしたが、結局、この人たちにお世話になりました。
それからホームセンターの網戸では取り付けられないと思っても、もしかしたら大丈夫かもしれません。
そんな都営住宅の網戸の状況と取り付け方です。
もくじ
本当に無かった都営住宅の網戸!
資格審査の時に入り口で配っていた封筒の中身は、
「都営住宅には網戸がありません!」
「申し込みは網戸専門業者にお早めに。」
などとちょっと大げさに書かれたチラシでした。
「またまた、そんな脅しみたいな言葉で何かしらのリフォームを押し付けてくる怪しい業者だな?」
と、この時は思っていましたが、下見をしてビックリ!
都営住宅には本当に網戸がありませんでした。
ホームセンターの網戸はそのまま取り付けられない?
さらに、都営住宅は窓レールの形が特殊なんですね。
まずはとにかく網戸をはめるためのレールがありません。さらに窓の強度を上げるためにでしょうか?窓枠の部分が太くて外側に出っ張っているんです。
なので、ホームセンターなどで売ってる普通の網戸は、たとえ網戸用のレールを新しく付けたとしても、簡単にはめて取り付けるということはできないんです…
っていうか、レールの新設も難しい構造です。
レールが無くても取り付けられる持ち出し戸車式の網戸。
レールの新設が無理なだけならば、持ち出し戸車というタイプにすれば都営住宅でも既存の窓のレールに網戸が取り付けられます。
(既存の窓のレールから、少しだけ出っ張る形で取り付けられます。)
ですが、もう一つの問題点の
強度を上げるための窓枠の出っ張り。
これのおかげで、網戸もかなり出っ張らせなきゃならない上に、取り付けると窓と網戸の間にはかなり大きな隙間が空いてしまいます。
網戸を購入して自分で戸車というタイヤを付けようかな?
と思ってたんですが、これだと費用的にも手間的にもだいぶかかってしまいそうなんですね。
都営住宅に網戸を取り付けるお値段。
こういった都営住宅の工事?リフォームや修繕みたいな事をしてくれる業者というのは、
JKKのお客様センターに問い合わせると教えてくれます。
なのでまずはJKKお客様センターで網戸の取り付けをやってくれる業者を聞き、教えてもらった業者に見積もりを聞いたところ、
「概算でベランダ用の網戸が1枚2万円ぐらいです。」
たかっ!!むむ、ベランダに網戸2枚で4万円、これは高いですよね。
JKKが紹介するところなので信用もできるでしょうが、逆にボッてる可能性もあります。
説明会でもらったチラシの業者にはもっと安い値段が書いてあったので、今度はこちらも電話で値段を聞いたところ
「ベランダの網戸2枚とキッチンの小さい網戸の合計で2万円ですね。」
安っ!半額以下ですよ!さっきの業者の網戸1枚分の費用でベランダ2枚にしかもキッチンの網戸まで。
何ならホームセンターで普通の網戸だけを買うより安いです。
電話の感じも良く、職人っぽいおじさんの声。
住宅の名前を告げるだけでどんな窓かもわかったようで、
「持ち出し戸車式の袋付きという網戸だね。」
と、ちゃんと都営住宅の窓に取り付けできるタイプの網戸でこの値段です。
という訳で、このおじさんに決定!(おじさん達を怪しんでごめんなさい。)
JKKの前で配ってる封筒やチラシは、都営住宅のことをよーくわかってる職人さん達でした。
ちなみに僕が頼んだのは、網戸センター川島さんですよ。安いしおすすめできる網戸業者さんです。
まとめ
網戸のとりつけは自分ではできませんでしたが安く済みましたし、他にも自分でできる部分は、DIY的に改善して、なかなか快適に暮らしています。
都営住宅に住む上で意外と知られていない事実の一つが、「網戸がない」という点です。普通ならあって当然と思う網戸が、都営住宅では自分で取り付けなければならないのです。また、都営住宅の窓は特殊な形状のため、ホームセンターで購入した網戸を簡単には取り付けられません。
実際に僕が経験したように、網戸の取り付けには専門業者の利用が必要です。JKKから紹介される業者に依頼することもできますが、事前に他の業者とも比較し、納得のいく価格で取り付けを依頼するのが良いでしょう。僕が依頼した網戸センター川島さんのように、都営住宅に精通した業者に頼むことで、快適な生活環境を手に入れることができます。
これから都営住宅を検討している方は、こうした細かい点も事前に調べて準備を整えておくことが大切です。