都営住宅のトイレの便座には蓋がありません。
何故でしょうか?
理由はわかりませんが、メンテナンスや故障の修理の時の東京都の費用負担のリスクを減らすためじゃないかな?
と、思っています。
なおかつ都営住宅のような団地のトイレは便座のサイズも小さいようですね。
- 蓋付きの便座に交換は可能なのか?
- 蓋だけ取り付けられる?
とも思いますが、どうせトイレに蓋を付けるなら、いっそのこと温水洗浄便座、通称ウォシュレットを取り付けたいとも思います。
ウォシュレットは思ったより安く、10000円台でも使える物が結構たくさん販売されていますね。
もくじ
ウォシュレットを設置するメリットとデメリット
ウォシュレットを取り付けると、日常生活にも色々と便利になる点もありますが、デメリットもある事を知っておきましょう。
ウォシュレットのメリット
・トイレットペーパーの使用量が減る
ウォシュレットを使えば、温水の力で汚れを落とせるため、トイレットペーパーの使用量を減らすことができます。これにより、紙の節約ができますし、お尻の負担も減らせます。また、トイレの詰まりを防ぐことにもつながります。
・冷たい便座に座らなくて済む
ウォシュレット付きの便座は常に温かいため、冬場に冷えた便座に座る不快感を避けられます。一年中快適な温度を保ち、体の冷えを防ぎます。便座カバーを使う必要もなく、清潔な状態を維持しやすいです。
ウォシュレットのデメリット
もちろん、ウォシュレットにはメリットだけでなく、いくつかの注意点もあります。
・電気代の発生
ウォシュレットは電気を使うため、電気代がかかります。瞬間式タイプでは、年間で約1500円程度の電気代がかかることが一般的です。ただし、節水機能やオート節電機能を搭載した製品を選ぶことで、電気代を抑えることも可能です。
・水の飛び跳ねと掃除
ウォシュレットを使用すると、水が飛び跳ねて周囲を汚してしまうことがあります。また、ノズルの定期的な清掃が必要です。これを怠ると、衛生面で問題が発生することもあるので注意が必要です。
・水漏れのリスク
ウォシュレットは水を使うため、設置後に水漏れのリスクが伴います。定期的な点検やメンテナンスを行うことで、問題を未然に防ぐことが重要です。
都営住宅の便座のサイズと取り付け可能なウォシュレットのサイズ。
蓋無しトイレの都営住宅のトイレですが、一見するとサイズが小さく見えます。
これだと普通のサイズのウォシュレットや便座は取り付け可能?
と疑問になりますが、大丈夫です。
洋式トイレの便座サイズは昔から普通サイズと大型サイズの2種類となっており、現在のトイレは大型サイズが主流になっていますが、パナソニックやTOTOをはじめとした各メーカーが販売する温水洗浄便座は共用できるサイズになっています。
交換用の便座も同じくですので、これらも都営住宅をはじめとした団地のトイレにも取り付けられます。
それからウォシュレットを使用するのに必要なのが電源。みなさんのトイレにはコンセントの差し込み口はありますか?わが家にのトイレにはありました。チェックするところは
- 団地の便座サイズは小さいけど取り付け可能
- トイレに電源があるかを確認
電源もあれば便座のサイズは問題ありませんが、ウォシュレットの取り付けで注意すべき点は止水栓や給水管の方です。
ウォシュレットの取り付け工事費
で、早速、池袋のヤマダ電気とビックカメラに見に行きました。
かなり高機能で魅力的なウォシュレットもありますが、高い物は高いですね。
最近のウォシュレットは、トイレ掃除不要、自動でトイレをキレイにキープしてくれるウォシュレットが人気みたいです。
そんなタイプのウォシュレットのお値段は7〜8万円ほどですが、パナソニックのビューティートワレなんかはかなり掃除機能が優れていて、トイレ掃除の常識が覆る商品で、本当にトイレ掃除無しでもキレイなままみたいですよ。
でも当然ですが、この値段には手が出ません…
パナソニックからも10000円台の安いウォシュレットがあり、こういった温水洗浄便座もお手頃な価格で我々のような庶民にも人気です。
各種ネットショッピングや価格比較サイトの温水洗浄便座ランキングでも、パナソニックのビューティートワレはだいたい1位を獲得していますね。
ウォシュレットが意外と安い事がわかったところで、気になるのが取り付け工事費。
ビックカメラ、ヤマダ電気ともに取り付け工事費は6,000円でした。
う〜む、高い工事費ではありませんが、できることならこれは自分で取り付けたい。
Do It Yourself!レッツDIY!ですね。
ウォシュレットを自分で取り付ける前の注意点。
ウォシュレットを自分で取り付ける場合、便座の取り外し・取り付けは難しくありません。
専用工具も付属していますし、多少ご年配のかたでもおそらく簡単でしょう。
問題なのは配管の方。止水栓や給水管のタイプを購入前に確認しましょう。
↓普通のトイレの配管はこんな感じ。
付属のフレキシブルパイプの使用には、配管の部分が15センチ以上必要です。
そしてわが家のトイレは…
…み、短い!
明らかに短いです。15センチある?一応計ってみましたが、7センチでした…
通常、ウォシュレットを取り付ける時には写真のハンドルの部分の右側に分岐金具を取り付けて水をウォシュレットに分岐。
元の配管の部分にクネクネ曲がるフレキシブルパイプを取り付けてタンクにも水が送れるようにします。
このフレキシブルパイプを繋ぐスペースが無いんですよね。
都営住宅のトイレのような配管が短い場合はどうするのか?
ビックカメラの店員さんに詳しく聞いてみました。
都営住宅のトイレにウォシュレットを取り付ける方法。
このように給水パイプの配管が短い場合、温水洗浄便座のメーカーによって取り付け方法が異なります。
まずウォシュレットと言えばTOTO。
TOTOのウォシュレットの場合は、蛇口の部分に取り付けるキャップ付きの分岐金具が付属しています。
どのメーカーの場合も同様ですが、通常であればトイレの止水栓を閉めて作業ができるところ、わが家のようなタイプ場合はハンドル部分も外す必要がありまして、
部屋自体の元栓を閉めて作業する必要があるそうです。
なので玄関の辺りの部屋の元栓を閉めてハンドルを外し、ここに分岐金具を取り付けて、ウォシュレットに分岐。
分岐金具のもう一方の口が止水栓になるので、しっかり閉めて取り付けるという事のなります。
*TOTOのウォシュレットの場合
回転構造って書いてあるところにウォシュレット用のホースをつなぐことができるんですね。
基本的には他のメーカーも方法は同じ。
ですが、パナソニックの場合にはこの形で取り付けるには別売りの分岐水栓の購入が必要で、分岐金具で分岐した先を分岐水栓で止めて取り付けます。
さらに東芝に至ってはそのようなオプション部品がありません。
東芝の温水洗浄便座の場合には、TOTOのウォシュレットの分岐金具が使用できるので、そちらを購入して使用すれば大丈夫!だそうです。
かなりややこしい話になりましたがまとめてみます。
まとめ。
給水管によっては少し苦労しますが、都営住宅のトイレにウォシュレットを自分で取り付けることは可能と言えば可能です。
メーカー毎に多少の違いはありますが、基本的には給水管をウォシュレットとトイレのタンクに分岐させて取り付ければ良いという事。
とくに変わった工具も必要ありませんし、便座の取り外しには、付属の専用工具で簡単に取り外せますが、結論としてはお店の人に取り付けてもらっちゃう方が良さそうですね〜。
僕の住む都営住宅のように給水管が短いトイレには、ハンドル部品から分岐する金具も付属しているTOTOのウォシュレットがおすすめです。このTOTOの金具だけを購入して利用すれば、東芝の温水洗浄便座も取り付け可能。パナソニックの場合はさらに別の部品も必要ですが、一応、各メーカーの温水洗浄便座は取り付けられます。
工事費込みのウォシュレットならこちらがおすすめ。
普通の蓋付き便座はこんな感じですね。とりあえずフタ付きにしたいだけなら、こちらは取り付けも簡単ですのでこういったものを購入しましょう。