都営住宅で新たな一歩を踏み出しているみなさん、こんにちは!
都営住宅の自治会とは?僕も最初はかなり戸惑いましたが、都営住宅に入居してから基本的には入会することになっている自治会に参加してみて、色々と感じるものがありました。
僕の住む都営住宅はそれほど広い団地ではありませんが、それでも自治会は様々な活動をしています。
例えば、季節ごとのイベントへの参加や住宅の周り清掃活動などが、当番制や定期的に集まって行われています。これらのイベントは全てが都営住宅の自治会のものという訳ではなく、いわゆる町内会のものなどもあり、こういったイベントに参加する事は、近隣の住民同士の交流を深めるのには良い機会となってます。
今回はわが家が参加している自治会の活動内容について詳しくご紹介します。もちろん、これはあくまで僕の住む都営住宅の自治会独自の取り組みであり、全ての都営住宅に当てはまるわけではありません。
しかし、他の団地でも同じような取り組みがあるかもしれませんので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
もくじ
自治会の詳細な活動内容をご紹介
では都営住宅における自治会の具体的な活動内容の代表的なものをご紹介していきます。
【1. 団地の維持管理と環境整備】
自治会の大事な仕事の一環として、団地全体の美化や維持管理が行われています。
簡単に言うと主に掃除ですね。
管理会社も無いし(JKKですが細かな管理はしてくれません。)管理人も居ない都営住宅では、共有スペースの清掃や外廊下の電気が切れた時の交換作業のような施設保守など、住みやすい環境づくりを自分たちで整えていくことが必要になります。
具体的な活動としては、ゴミの集積場所の管理(不法投棄されたゴミの処分や清掃)、敷地内や隣接された公園のの草刈りや落ち葉清掃、階段や廊下などの共有スペースの清掃、街灯の設置や切れた蛍光管の交換などがあります。
これらの活動は、住んでいる住民の生活の質を維持することと、住宅全体の美化を目的としています。
これによって、住民のみなさんにとって快適な居住空間となり、住民みんなの生活を向上させる事に繋がります。
【2. 防災・防犯に取り組む】
住民の安全を守るため、自治会は防災・防犯対策も必要ですね。
災害時の避難計画や緊急時の連絡手段の確保などをしておく事も必要ですので、例えば消火器の場所の確認や救急車や消防車の敷地内への進入経路を確認しておくのも備えになります。
時には地域の防災訓練への参加など、住民全体で安心・安全な団地ライフを築いています。
【3. 地域の活動に参加】
お祭りや近隣の公園の管理など、地域に根ざした、いわゆる町会活動への参加も、都営住宅の自治会の重要な役割です。
これらの行事は地域住民が協力して開催されるので、子供からお年寄りまで、楽しいひとときを提供してくれます。
お祭りには寄付金を持っていったり、町会のイベントのお手伝いに参加したりする事で、住宅全体としても、地域のコミュニティとの絆を深め、住みやすい環境を共に作り上げています。
【4. 活動の運営スタイル】
自治会の活動は、住宅によって異なっていて、様々な形で行われています。例えば、自治会の委員会で持ち回りで行うもの、外部業者へ委託するもの、有償で実施者を募るもの、そして地域の住民全体で行う大規模な行事まで様々。
その一方で気軽に参加できるイベントもあり、住民参加のハードルは基本的に低くなるように心がけています。
【5. 資金源と報告】
これらの自治会の活動は住民が納めている自治会費で支えられています。
僕の住む都営住宅でも毎年その年の役員から、自治会員に向けて収支報告が行われ、資金の使途や計画が透明になるように努めています。
住民が主体となることで、団地の運営はより透明かつ参加しやすいものを目指していくべきですよね。
都営住宅での自治会の活動は、単なる団地の保守や運営だけでなく、地域との結びつきを深め、住民同士の絆を築く機会になっているんです。
今後の自治会について
自治会に参加して感じること、そして今後のあり方や将来への期待や問題について考えてみましょう。
【1. 自由参加の自主的な活動】
活動内容は前述したように多岐にわたりますが、高齢者も多くなっているため、ほとんどが強制参加ではなく、できる人が主体的に行うようにしています。
手伝えるなら申し出て欲しいという姿勢と、住民が自分の得意分野で積極的に協力できる環境が理想です。これにより、住んでいる住宅全体の活動が効率的に進むことを目指しています。
【2. コミュニティの継続性】
築年数が新しい団地であっても、建て替え前からのコミュニティが継続しているかもしれません。
これが活動の継続につながっていることは、地域の歴史や絆が大切にされていることを示していると思います。
【3.自治会が抱える問題】
問題点としては、必要性を感じながらも参加に消極的な人も多いのが現実です…確かに子育て世帯などは参加する余裕がないという現実も理解できますが、コミュニティの参加というのは自分達にとって、とても必要なことだと思います。
自治会への参加により、近隣の顔見知りが増え、何かあった場合には相互扶助がしやすくなるとの考えは多くの人が理解できるでしょう。
都営住宅に昔から住んでいる人の間では、基本的にこういった共助の考え方が根付いており、主体的に参加している住民は優しい人も多いようです。一方で、適度な距離感も重要視されているというのもお互いのプライバシーを守って快適に暮らす秘訣です。
【4. 子育て世帯の役割】
高齢者が多い中、子育て世帯である比較的若い世帯が主体的に活動に参加し、将来的にもっと増える必要性があるとの声も高まっています。
将来の自分達の子供のためにも、若い世帯が頑張っていく事により、全体がよりバランスの取れたコミュニティとなり、住みやすさが向上することが期待できます。
まとめ
自治会の活動は煩わしいと感じられることもありますが、新たな住民も快適に暮らすためには自分たちも自分のできる範囲で参加することで、団地全体がより住みやすくなるということに早目に気付いてほしいと思います。1つの共同体として住民の協力と参加が、良好な居住環境を築く上で鍵となるのです。
僕自身も、特に子育て世代などはなかなか積極的に参加できないという状況も理解しています。ですが自治会活動の大切さとその効果を理解し、より明確に感じられ、負担が少ないように参加できるようなコミュニティというものを望んでいます。