都営住宅の連帯保証人が不要になって入居のための条件が緩和!

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都営住宅の高い倍率をくぐり抜けて当選したり、僕のようにポイント方式で都営住宅に住む権利をゲットしても、都営住宅に入居するためにはいくつかの条件があります。

その条件の中でも特に厳しいと感じたのが連帯保証人でした。

ですが、この都営住宅の連帯保証人は2019年から不要になりました!

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都営住宅の連帯保証人の条件。

連帯保証人が不要になる前までは、こんな厳しい条件がありました。

  1. 日本国内に住所がある成人のかた。
  2. 毎月継続した収入があり、年間所得金額が1,248,001円以上ある方。

この年間所得金額の基準をクリアするのがかなり難しかったんです!

実際に僕も父親に保証人になってもらったんですが、65歳までしっかり勤めた年金受給者でギリギリセーフ。

嫁さんの父親は基準に満たない状況でした…

この保証人の基準のせいで、せっかく当選しても入居を辞退せざるを得ない人がたくさん居たんですね。

おまけに保証人会社などは利用できないという事で、保証人なんて頼める人も少ない上にこの厳しい基準…

父親に感謝です。

都営住宅の保証人が不要になりました。

そもそも住むところに困っている人に対しての住宅だというのに、お金持ちの保証人を用意するというのも変な話しですね。

都営住宅の保証人が不要に。

保証人が見つからないために都営住宅に入居できない…この問題に対して、2019年の都議会において、これまで提出が義務となっていた、都営住宅等の公営住宅の入居にあたっての連帯保証人の届け出が不要になり、代わりに「緊急時の連絡先」の届け出だけでよくなりました。

これは現在、入居している人にも適用されて、保証人として提出していた人がそのまま緊急時の連絡先として登録されます。

初期費用として保証金は必要。

保証人の提出の義務はなくなりましたが、家賃の滞納などに備えて、入居前に保証金として、家賃の2ヶ月分の入金は必要です。

敷金や礼金といった、一般的な賃貸住宅に必要な初期費用が不要というイメージの都営住宅ですが、実質は同様の費用が必要になります。

他にも引っ越すとなると、自分で購入の必要があるものが色々とあるかと思うので、やっぱりそれなりに資金は必要です。

特に大きな出費となるのがエアコンですね。なんと都営住宅にはエアコンがありません。自費で取り付けて、退去の時には外さなければならないんですね。

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他にも網戸がなかったりインターフォンやトイレの便座etc…

新しい住居に住み始めるので、カーテンやカーペットなど、初期費用はかかりますが、住み始めればやっぱり家賃が安いというのは助かります。(かと言って貯金はロクにできていませんが…)

その他の改善点。

2019年の都議会では、他にも改善された事があります。

1つは若年層のファミリーが入居できる期限の延長。

これまでは10年という期間が限定されての制度でしたが、1番下子供が18歳の年度末まで入居が可能に。

10年の間に経済状況が良くならなくても住めなくなる制度からは改善されましたね。

ただ、もう1つの問題点の承継制度の見直しは、まだのようです。

現在の都営住宅の承継制度だと、名義人が亡くなった場合に継続して住めるのは基本的には配偶者のみ。

例外として、高齢者、障害者、病弱者がありますが、このままでは親が亡くなった場合に、子供は継続して都営住宅に住む事ができません。

子供が経済的に独立しているとも限りませんし、成人していない場合もあります。

ここも早く改善して欲しいところですね。

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