都営住宅には屋根付きの自転車置き場がありますが、その大きさには基準があります。
その基準は、世帯数×1.5台分。
もちろん自転車を1台も持ってない世帯もありますが、1世帯で2台以上の自転車を持っている世帯もあります。
それからすでに使っていない自転車が置きっぱなしだったり…いわゆる放置自転車ですね。
そんな訳で自転車が所狭しとギュウギュウ押し込まれ、出し入れが非常に厳しいです。
この自転車置き場の問題を解決するには、
- 自転車置き場を増やす。
- 自転車を処分して減らす。
の、どちらかだと思いますので、JKKの方に相談して聞いたやり方を書いてみたいと思います。
もくじ
都営住宅の自転車の撤去のやり方。
自転車という物は、例えずっと置きっぱなしの放置自転車と言えども、持ち主がいる物なので勝手に撤去して処分する訳にはいきません。後からのトラブルを防ぐためには時間をかけて準備をする必要があります。
まずは持ち主がいるのかどうかの確認。
そのため、都営住宅に住んでいる人に目印となる物。例えばシールなどを配り、自分の家の自転車に貼ってもらいます。
次に目印の無い自転車は撤去する旨の通知。
自転車にシールなどの目印を付けてもらうように伝えたら、付けてもらうための期間として2週間〜1ヶ月程度は様子を見ます。
その後に、目印の付いていない自転車には「目印が付いていないのでこの自転車は○月○日に撤去しますよ。」といった内容の張り紙をします。
ここでもまた1ヶ月程度の期間を設定しておきます。
そしてやっと自転車の撤去という流れになります。
最初から自転車を登録制のようにして、シールやラベルを貼るという事も以前はやっていたようですが、どうやら続かなかったみたいです。
都営住宅の自転車置き場を増やす方法。
次に都営住宅の自転車置き場は住民の要望があれば増やす事ができるのか?
ですが、基本的にはできません…
先ほども書いたように、自転車置き場の広さは、世帯数×1.5台分という都営住宅の基準で決められています。
例え自転車の台数が多いとしても、この基準を満たしていれば要望をJKKに出しても増やしてもらう事はできません。
中には最初から自転車置き場が広い都営住宅もありますが、羨ましいですね。
ただ屋根付きじゃなくても良ければ、コンクリートを打って自転車置き場として使えるスペースを作ってもらう事はできます。
これも住民からの要望と同意が必要になりますが、僕の住む都営住宅にはこのスペースを作れる場所がありません…
都が植えた木がある場所などは工事もできないんですね。
草が生えているだけのような場所があれば、コンクリートで舗装したスペースを作ってもらう事は可能なので住んでいる人達の希望があれば自治会長から要望を出してもらうと良いでしょう。
自転車の処分の費用は?
自転車置き場を狭くしている原因の放置自転車ですが、この自転車の処分はJKKではやってくれません。
自治会の自治会費を使ったり、新たに住民からお金を集める事になります。
そんな訳でなかなか協力が得られずに、長年、放置状態という事もよくあります。
結局のところ、住民全体でお金がかかる事なので、放置自転車が出ないよう、住民みんなで配慮していくのが良いので、掲示板への張り紙やチラシを作って回覧板で回すなどの工夫も必要でしょう。
一般の賃貸住宅のような管理会社も無い都営住宅では、快適な暮らしをするために住民みんなの協力が必要ですね。